なぜ #CXDIVE 2019 を開催するのか|CX DIVE 2回目開催にかける想い

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2019年4月17日に、最先端のCX(顧客体験)を学び、体験できるカンファレンス「CX DIVE 2019」を開催します。

今回は、「なぜCX DIVE 2019を開催するのか」について、Marketing 兼 CX DIVE統括、そしてChief Food Manager(自称)の川久保(@kawatake)が説明します。

CX DIVE 2018で得た手ごたえ

CX DIVEは2018年9月に初めて開催したイベントです。

(CX DIVE 2018 イベント概要より抜粋)

CXについての「今を知り」、「これからを考えるきっかけ」としていただくため、
今回のイベントを開催することになりました。

今回は、各分野におけるCX(顧客体験)の新しい取り組みをしている「企業、ブランド、人」にフォーカスをあて、
これからのCXやいま起きているCXトランスフォーメーションをともに考える場を創出します。

CXが溢れる場に飛び込み、これからのCXについて一緒に考えましょう。

初めて開催した「CX DIVE」は、チームラボ猪子さん、森ビル杉山さん、Niantic須賀さん、モテクリエイターゆうこすさん、LDH長瀬さんなど12名の方にご登壇いただきました。

当日は台風が近づいているという悪天候の中、来場者数1,000名超と大きな盛り上がりを見せ、CXについての今を知り、これからを考えるヒントを提示することができました。

CX DIVE 2018のアーカイブはこちらより
https://exp-d.com/category/cxdive/

このイベントを開催して感じたことは、CX(顧客体験)という言葉はまだ世の中に広く知られている言葉ではないけど、多くの人が関心を持っている言葉であり、なによりCXという考え方において、真摯に取り組み、顧客に支持されているサービス、プロダクトは世の中にたくさんあるということです。

ここで、簡単にCX(顧客体験)の補足を入れさせてください。
 

CX(顧客体験)とは

CX(顧客体験)という言葉は近年オンラインのサービスを中心に注目が集まっている言葉ですが、弊社の運営するメディアCX Clipでは下記のように説明しています。

CX=Customer Experience(顧客体験)は、商品やサービスの「価格」や「機能性」といった物理的な価値だけではなく、それらを通して得られる「満足感」や「喜び」というような感情や経験の価値も含めた概念です。

とくに顧客が企業と接触を行うなかで、「もう一度来たい」「また買いたい」と思えるような満足感のある経験が得られたのか、という点が重要視されています。

https://cxclip.karte.io/customer-experience/

同じプロダクトや体験であっても、前後の文脈を捉えていることによって、その人にとってはとても特別な体験になるというようなことはよくあると思います。

初めてデートをした思い出のレストラン、中学生の時から愛用しているスポーツブランド、職人からエピソードを聞いた後に購入する製品など、同じプロダクトや体験であっても、付加価値を感じることがありますよね。

そのような「感情や経験の価値」に注目し、サービスや体験の提供を行っていこうという考え方になります。

弊社が開発・運営するCX(顧客体験)プラットフォーム KARTEもCXに着目し、お客様一人ひとりに合わせた体験づくりを可能にするべく、サービスを提供しております。

2018年には多くのサービスでCXに言及されている場面をたびたび見かけるようになりました。オンラインでの体験を提供する人々の関心が、自分たちが何を提供するかではなく、お客様が何を体験するかに移行しつつあるのは、非常に良いことだと感じています。
 

ただし、CXはオンラインだけのものではない

CX DIVE 2018を開催して感じたことは、我々はオンラインのCXについて長く考えていましたが、当然のようにオンライン以外での体験も多く、CXについての知見を得るためにはオンラインだけに閉じず、オフラインの体験、伝統ある世界の話も含めて、もっと我々は学ばないといけないということです。

当たり前すぎる話ではあるのですが、オンライン中心のサービスを提供している我々が、オンラインだけに限らない話を含むカンファレンスを開催してみて改めて感じたことであり、オンライン/オフラインどちらかに閉じない知見集めは続けるべきだと感じました。

CX DIVE 2018のブース体験。株式会社QDレーザによる網膜走査型レーザアイウェア。

休憩時にコーヒーと一緒に食べることができた株式会社BAKEの抹茶チーズタルト。

 

CXはみんなで考えるべきこと

加えて、CXについて考えるときには、サービスの提供者も、一歩自分の仕事から離れるとすぐにサービス体験者側に変わります。

誰もがCXの提供者であり、CXの体験者でもあります。

そのため、CX DIVEにおいては一方的に教えを請うということではなく、新しい取り組み/ユニークな取り組みの裏側を聞きながら、どうあるべきかを考え、発信し、学びにするという体験が重要だと考えました。

発信し、学びにするというために、前回はこのような仕組みを用意しました。
「CX DIVE」をオンライン体験から底支えした話

前回のHELLO, CX DIVEの画面

同時刻開催する3セッションのコメントをリアルタイム可視化。

 

では、なぜCX DIVE 2019を開催するのか

昨年の9月に開催して、半年後のすぐのペースですが、CXに関するプロダクトを提供している立場として、もっとCXについて様々な考え方を知りたい、もっとみんなでCXについて考えたいという点に尽きます。

あるテーマのカンファレンスでは、開催一定期間後に同テーマでカンファレンスを開催しても登壇者がそれほど変わらずに、短い間隔でやる必要はなかったという事も聞いたことがあります。

しかし前述の通り、CXの分野においてはまだまだ知らないこと、知られていないエピソードが多く、毎月でも開催したいくらいの意欲です。

そのため、前回の開催からまだ半年も経っていませんが、早速「CX DIVE 2019」を開催することにしました。今後は、今回の規模のようなイベントだけではなく、小規模のイベントでもCXについて考える場を検討しています。
 

今回の変更点

今回のCX DIVE 2019においては、前回得た学びをもとに、より多くの人/サービス/業界の話から参考にすべきだと考えました。
そのため、今回は下記のような変更を行っています。
 

プレゼンテーション形式から、パネルディスカッション形式へ

パネルディスカッション形式の方が深い学びになるかどうかは分かりません。
ただ、同時に多くの方々の見解を聞くことができ、かつ、対話の中で生まれる新しい考え方を知ることができると信じています。

2名以上、最大4名でのディスカッションをお願いしています。

そのため、前回は12名だった登壇者が現在時点で30名を超える方々に登壇いただくことになりました。
「CX DIVE 2019」登壇者第1弾発表! 総勢30名超のプロフェッショナルたちが領域を超えてCXを語り合う

これだけ多くの方のCXについての知見や考えを知ることができるのは、楽しみという言葉しかありません。
 

参加者の学びと体験を促す、シームレスな会場設計

2018では場所の違いによるセッション会場の違いでしたが、今回は明確に分けています。

INSTALL AREA
異なるジャンル・業界のトッププレイヤー同士が、それぞれの領域を超えて語り合う、まさにシームレスなトークセッションを受信できる会場。いま話題のビジネストピックからエンターテインメントまで、広範囲なテーマを通して今の時代の「CXとは何か?」を登壇者と参加者がシームレスに思考する。

INTERACT AREA
登壇者と来場者がシームレスにディスカッションできるエリア。事前アンケートや飛び入り参加シートを設けることで双方向の議論を喚起する。

EXPERIENCE AREA
CXの優れたプロダクト/サービスを実際に体験することができる会場。リラックスして、セッションや体験の感想を自分の言葉でSNSやnoteで発信しやすい設計に。

というわけで、長々と書いてしまいましたが、「CX DIVE 2019」の登録受付を昨日3月14日より開始しました。募集人数を超えた場合には抽選になりますが、無料で参加できますので、登録、参加をお待ちしております。
今回もTwitter実況、ブロガー枠もあります。

前回のTwitter実況の様子はこちらをご覧ください。
https://togetter.com/id/PLAID_Info
 

「CX DIVE 2019」開催概要

イベント名:CX DIVE 2019
会 期:2019年4月17日(水)11:00〜19:30(予定)
開催場所:虎ノ門ヒルズフォーラム5F
主 催:株式会社プレイド
公式サイト:https://cxdive.com
申し込みページ:https://eventregist.com/e/cxdive2019

「CX DIVE 2019」のKeynote Sessionでは、放送作家の鈴木おさむ氏と株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山正道氏の対談が実現。

 

登壇予定者(3月14日時点。新たに決まった登壇者は後日発表いたします)

  • 鈴木おさむ(放送作家)
  • 遠山正道(株式会社スマイルズ 代表取締役社長)
  • 岩田和宏(JapanTaxi株式会社 取締役 執行役員CTO)
  • 天野成章(トヨタ自動車株式会社 未来プロジェクト室 室長代理 兼 イノベーショングループ長)
  • 西村潤也(小田急電鉄株式会社 経営戦略部 モビリティ戦略プロジェクトチーム)
  • 日高洋祐(株式会社MaaS Tech Japan 代表取締役)
  • 米津雄介(THE株式会社 代表取締役/プロダクトマネージャー)
  • 木村まさし(株式会社オールユアーズ 代表取締役)
  • 宮野浩史(株式会社クリスプ 代表取締役社長/株式会社カチリ 代表取締役社長)
  • 永島健志(81 オーナーシェフ)
  • 紀里谷和明(映画監督・写真家)
  • 長谷川リョー(『SENSORS』 編集長)
  • 葦原一正(公益財団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)常務理事・事務局長)
  • 杉本渉(株式会社Jリーグデジタル コミュニケーション戦略部 グループマネジャー)
  • 池田憲士郎(株式会社VOREAS【ヴォレアス北海道/V.LEAGUE】 代表取締役)
  • 青木俊介(ユカイ工学株式会社 代表)
  • 南麻理江(ハフポスト日本版 ニュースエディター/編集長補佐)
  • 中邑賢龍(東京大学 先端科学技術研究センター教授)
  • 小田健児(株式会社電通 クリエーティブプランナー)
  • 土屋尚史(株式会社グッドパッチ 代表取締役社長/CEO)
  • 山本憲資(株式会社サマリー Founder&CEO)
  • 和田千弘(株式会社すかいらーくホールディングス 取締役常務執行役員 CMO 兼 CTO)
  • 橋本舜(ベースフード株式会社 代表取締役社長)
  • 山下貴嗣(Minimal – Bean to Bar Chocolate – 代表)
  • ハヤカワ五味(株式会社ウツワ 代表取締役)
  • 嶋浩一郎(博報堂ケトル 代表取締役社長 兼 共同CEO)
  • 青木耕平(株式会社クラシコム 代表取締役)
  • 井上大輔(ヤフー株式会社 メディアカンパニー&マーケティングソリューションズ統括本部 エバンジェリスト)
  • 長瀬次英(株式会社LDH JAPAN 執行役員 CDO/デジタルマーケティング本部長)
  • 倉橋健太(株式会社プレイド 代表取締役 )
    ※順不同・敬称略。登壇者は変更になる場合があります。
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