「スーパー銭湯でリモートワークが成立するか?」を、新宿テルマー湯でプレイド銭湯部が試してきた

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フードマネージャー兼銭湯部部長のカワクボです。

プレイドには、「銭湯部」という集まりがあります。
銭湯部は社員の健康増進を目的としており、銭湯による会社全体の生産性の向上を図るという狙いをもっています。

事前に日程を調整してみんなで銭湯に向かうという公式な銭湯部の入浴活動もありますが、その日に行きたい人が数人集まった時に開催される「いきなり銭湯」や、休日などに個人で入浴する「プライベート銭湯」などの活動もあり、プレイドで最も活動をしている集まりの1つと言っても過言ではありません。

そんな銭湯部が、このたび「スーパー銭湯でリモートワークが成立するか?」というお題を検証してきました。

なぜ「スーパー銭湯でリモートワーク」なのか

近年、「多様な働き方」への注目が高まっており、自宅やオフィス以外の場所で働く「リモートワーク」が非常に注目されています。

Googleも、Google Telework Loungeという新しい働き方ができるスペースを期間限定で提供していました。
※リモートワークについてはこちらに記事がまとまっています。➝リモートワーク(Bizhint HR)

プレイドでも、リモートワークは働き方の一つとして普段から活用されており、集中して作業をしたい場合にはオフィス以外で情報をシャットダウンして作業している人は多いです。

そんな中、こんな投稿が主に業務以外に活用されている社内SNS「Workplace」に投稿されます。(Workplaceについてはこちら➝Facebookの法人版SNS「Workplace」を半年導入して分かったこととメリット、デメリット
 

エンジニアであり、Podcaster(しがないラジオ、聞いてね!)でもある @gami が、新宿にあるテルマー湯で一日作業を行い、最高だったとのコメント。

え、いいね、みんなでやろうよ、というノリになり、あれよあれよと言う間に10人もの参加希望者が集まりました。

ちょうど12月最終週は休みを取っている人も多く、個人の作業をするにはうってつけだったので、12月27日という年末ギリギリのタイミングに設定して、新宿テルマー湯でリモートワークをすることになりました。
 

新宿 テルマー湯とは

新宿歌舞伎町で天然温泉が楽しめるスーパー銭湯です。

テルマー湯HP

普段の銭湯部の活動では、460円で入浴できる東京都浴場組合に加入している普通の銭湯に入浴するのですが、リモートワークをするということでさすがにスーパー銭湯です。

普通の銭湯との違い

普通の銭湯とスーパー銭湯との違いは、「公衆浴場法」という法律で分類されており、「普通公衆浴場」に該当するいわゆる普通の銭湯は、水道の価格や税制面での優遇があります。

「その他の公衆浴場」に分類されるスーパー銭湯は、そういった優遇がなく料金は高くなってしまいますが、その分充実した施設を持つところが多いという特徴があります。

スーパー銭湯は、飲食スペースを併設しているところも多く、中に入れば半日以上過ごせてしまうというのはスーパー銭湯に行ったことがある人なら分かる「あるある」じゃないでしょうか。

スーパー銭湯の説明が長くなってしまいましたが、そんなスーパー銭湯に分類されるテルマー湯は、新宿の歌舞伎町という都会の中心にありながら、中伊豆から毎日運ばれる温泉が楽しめるという素晴らしい施設です。

先ほどの投稿で @gami がシェアした投稿は、以前から敬愛する銭湯神ヨッピーさんの記事ですが、ヨッピーさんだけでなく、多くの人がテルマー湯のリラクゼーションスポットは最高だという声をインターネット上に投稿しており、以前から非常に気になっていた場所です。
参考記事:新宿・歌舞伎町にできた温泉スパ「テルマー湯」が最高なので移住したい(ネタりか)

本題「テルマー湯でリモートワークしてみた」

前置きが長くなりすぎましたが、ここからは簡単なレポートです。

テルマー湯は、11時オープンのため、11時にテルマー湯前で集合にしました。

朝の新宿。(ずっと館内にいるためあまり関係ありませんが)素晴らしい天気に恵まれました。

夜は賑わうゴールデン街も、朝は静かです。

根が真面目で意識が高いので、集合の15分前には到着していた @gami
文Ⅱ出身とは思えない真面目さです。陰になっていて忍者みたいに隠れてしまってます。

平日朝から入浴しようと考えている人は他にもいるらしく、開店前に10人ほどいました。


 

仮スケジュール

個人の作業次第なので何時に来て、何時に帰ってもいいのですが、事前に立てた仮スケジュールはこちらです。

11時 まずは軽く入浴
11時30分 リモートワークスタート
13時 ランチ(施設内)
14時〜17時 リモートワーク集中時間(集中切れたら、適宜入浴)
17時〜19時 入浴集中時間
19時〜 振り返り@どこかの居酒屋

 

施設の話

リモートワークに適した場所は、地下2階のラウンジスペースでした。

ソファーとリクライニングシートがあり、リラックスした姿勢で作業できます。
リクライニングシートには、モニターもついているので、HDMIを持ち込めばデュアルディスプレイでの作業もできたみたいです。

全席コンセント付きでしたが、ソファーにはMacの充電アダプタは差し込むことができなかったので、延長ケーブルの類を持っていくのが良さそうです。
 

wi-fiの話

テルマー湯には、ちゃんとwi-fiが用意されているのが大きなポイントです。
ただ、朝の人がいない時間帯には、100Mを超えていたスピードも、人数が増えたらかなり速度低下し、繋がらない人も出てきていたので、休日はちょっと困るかもしれません。

ちなみに、4階の岩盤浴コーナーの隣にも、広さは劣りますが同じようなラウンジスペースがあり、そちらのwi-fi環境は地下2階よりは快適でした。
 

ご飯の話

地下1階に、和食とエスニックのレストランが2店舗あります。 http://thermae-yu.jp/restaurant/

特にこだわりもなくエスニックを選んだのですが、美味しかったです。料金も良心的な価格設定でした。
 

お風呂の話

こちらは、他の記事でも散々触れられているので、そこまで言及しないですが、充実のお風呂でした。
天然温泉の寝湯最高。

個人的には、普通の銭湯で十分満足する派なのですが、寝湯だけはスーパー銭湯でしか遭遇したことがなく、その点スーパー銭湯のメリットの一つは寝湯なんじゃないかと思ってます(すべてのスーパー銭湯に寝湯があるわけではありません)。
 

仕事の話

ここは個人によって違うので、後ほど各人の感想も貼りますが、個人的には家などでリモートワークするときと遜色ない、いやむしろもっと集中できる、という環境でした。

3回入浴したのですが、集中力が切れた時にさっと風呂に入ると、良い気分転換になりました。

また、集中して物事を考える時に露天風呂の中でじっくり考えて、風呂上がりに即行動に移すというやり方が、なんかそういうメソッドありそうなくらい良い手法でした。パソコンの前から離れてじっくり考えることも重要です。

「そうだ、プレイド銭湯部公式Blogを作って、アーカイブ残しておこう」と露天風呂で思いつき、脱浴後15分以内でドメイン取得、wordpress設定を済ませて、サイト公開まで行いました。(まだコンテンツがないのでリンクを貼りませんが、コンテンツができ次第公開します)

各人の感想

今回の参加メンバーは、エンジニア、デザイナー、ビジネスと各職種がバランスよく参加していたので、テストのフィードバックという点でも良かったと思います。

良かった点

集中できる

  • 集中力切れたら、いつでも交互浴できる
  • 綺麗だし人がそこまで多くないので静か。ラクーアは人が多くてうるさい印象。
  • 綺麗で静か。そして平日ということも有り空いている。
  • 考える時間作ったり、作業に集中したりするのにはすごくいいのでまた来たい
  • 考える系のタスクや、ただただ手を動かす作業系タスクはかなり捗る。
  • 一人オフサイトに向いてそう
  • 静かで基本的に快適なのですぐに集中できた。
     

施設が最高

  • とりあえずテルマー湯の居心地がいい
  • リクライニングチェアに電源とディスプレイある
  • なんやかんやWi-Fiも問題ない
  • Wi-Fi環境素晴らしい。全然仕事に支障ない。
     

やっぱり風呂が良い

  • 寝湯が最高
  • 女湯は泥パックとかもあるしアメニティの充実具合も完璧
  • アメニティ充実具合素晴らしい。(コテとかもあった)
  • お風呂の温度が高温のものから低温のものまで幅広く、仕事前後のシーンに合わせて調整できた。
  • サウナがあるので仕事前に汗を流せてコンディションを整えられた (そんな気がする)。
  • やはり交互浴すると色々と整う
     

悪かった点

デスク問題

  • 風呂上がりなのと、デスク+オフィスチェアじゃなくてソファとかリクライニングチェアなので、眠い
  • 長時間のパソコン作業には机椅子問題で厳しいかも?
     

環境

  • イビキニストがちょいちょい気になる
  • ご飯がちょっと高い
  • 館内着ダサいw
  • 電話できるスペースは限られているので、緊急時は大変かも?
  • Wifi 繋がらなかった?ちょくちょく他にもいたみたい。
  • 歌舞伎町という立地。新宿駅からは若干遠い。(新宿三丁目からいけよ、というのは無しで。)
     

今回はテストだったので、真の集中にいたらなかった

  • 11時開店で、入浴時間と食事の時間も加味すると、あきらかに普段の平日より作業時間が少ない
  • みんなで来るとなんとなく周りのリズムに合わせちゃうので、次は1人でも行きたい。でもお風呂一緒に入れるのは寂しくなくてよかった

結論

上記の声からも分かるように、「スーパー銭湯でリモートワークが成立するか?」というお題に対しては、「成立する」という結論にプレイド銭湯部ではなりました。
まあ、そうなりますよね。思った以上に快適で、集中できました。

風呂上がりのさっぱりした中、記念撮影。3人ほど先に帰っちゃいましたw

この日は振り返りを新宿の居酒屋でやりましたが、テルマー湯のレストランでは宴会プラン、飲み放題プランもあるようなので、そのまま宴会までしちゃうのもありですね。

来年は、スタートアップ企業を中心にテルマー湯リモートワークが流行りそうな気がします。
ぜひ、みなさんも体験してみてください。

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